読書ロク

読んだ本の内容を、片っぱしから忘れてしまう自分のための記録

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

潜在意識にまで透徹する思いを抱く

尊敬する2人の方々にご紹介いただいて、気になっていた稲盛和夫さんの『働き方』。印象的だったのは、先日読んだ『嫌われる勇気』で書かれていたアドラーの教えを、稲盛さんがしっかり実践していたことだった。理論を理解することはできてもそれを実行に移…

「人生とは、連続する刹那」

人生は登山だ。そう喩えられることに慣れ親しんできたから、苦しいときは山を見ては「頭のなかを真っ白にしてただ登るだけでいいのなら、どんなにか楽だろう」なんて考えていた。しかしアドラーは、人生は登山ではないと言う。「われわれは、"いま、ここ"に…

答えは相手のなかにある

意図したわけではないけれど、またまた対話つながりの一冊。コーチングの別の本を探していて本屋で見つけた、伊東明『人を育て、動かし、戦力にする 実践コーチング・マニュアル』。 ここでは、コーチングがごく簡潔に説明されている。すなわち、⑴答えは相手…

「揺るがず、逃げず、小さなことにこだわらず」

「相手理解は聞くことからしか生まれないのです。(p.3)」 その"聞く"姿勢について、カウンセラーとして得た知見をもとに丁寧に分析しているのが、東山紘久(2000)『プロカウンセラーの聞く技術』である。 良い聞き手であるということは、"徹底的に"聞き手で…

クリシン×ロジシン

「耳に入った言葉を書き記すだけのメモは、意味がない。聞きながらも頭を回転させて、自分の考えや疑問点を書いていかないと、結局ほとんど記憶には残らない。」これは、ある経営者が講演で言っていた言葉だ。以来、聞いた話の先を考えるということを意識す…

「"お願い"は、相手との共作だ」

『伝え方が9割』(佐々木圭一)を読んだ。"NO"の反応を、伝え方だけで"YES"に近づける方法や、感動を与える言葉選びのコツがたっぷり詰まっている。 それらを一言で表すならば、「"お願い"は、相手との共作だ(p.87)」に尽きる。 「デートしてください」も「…

"北極星"という考え方

先日行ったワークライフバランスフェスタ東京2015でオススメしていただいた一冊、『あなたが輝く働き方』(小室淑恵)。 すでに小室さんの他の本を何冊か読んでいたわたしには重複する部分もあったけれど、いかにして今の小室さんが形成されたのかを知るには…