読書ロク

読んだ本の内容を、片っぱしから忘れてしまう自分のための記録

"北極星"という考え方

先日行ったワークライフバランスフェスタ東京2015でオススメしていただいた一冊、
『あなたが輝く働き方』(小室淑恵)。

すでに小室さんの他の本を何冊か読んでいたわたしには重複する部分もあったけれど、
いかにして今の小室さんが形成されたのかを知るにはいい本だった。

溌剌と過ごした幼少期とは一転して、
自分自身や"女性であること"の限界を目の当たりにして自信を失い、
筋金入りの"専業主婦志向"を持っていた小室さん。
それが、2人の女性との出会いをきっかけに
「女性が働きながら子育てできる日本をつくりたい」という強い思いを抱くに至る。

周りの環境に恵まれていたのは確かだろう。
しかしそれ以上に、大切な情報をしっかりキャッチして、
その上で次のアクションに確実に結びつける行動力が、
小室さんをここまで引き上げたんじゃないだろうか。

「(一番の近道を選べなくとも)"北極星"にたどりつけさえすればいいんだから、
道はいくらでもあるんじゃないか?(p.68)」
"北極星"を見失わずに、けれどそこへの近道に捉われすぎずに、
目の前の物事に真剣に向き合う姿勢を持ち続けることを大切にしたい。

小室淑恵(2013)『あなたが輝く働き方』PHP文庫
http://www.amazon.co.jp/あなたが輝く働き方-PHP文庫-小室淑恵/dp/4569761224