「"お願い"は、相手との共作だ」
『伝え方が9割』(佐々木圭一)を読んだ。
"NO"の反応を、伝え方だけで"YES"に近づける方法や、
感動を与える言葉選びのコツがたっぷり詰まっている。
それらを一言で表すならば、
「"お願い"は、相手との共作だ(p.87)」
に尽きる。
「デートしてください」も「締め切り延ばしてください」も、自分本位の要求が丸見えだ。
だから、これを一度相手目線で捉え直して、
「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、行かない?」
「クオリティを上げたいので、粘ることはできませんか?」
と言い換える。
相手の隠れた期待に自分の要求を乗せて、伝えるということ。
他者を思いやる気持ちがあってこそ成立するコミュニケーションだということを再認識した。
佐々木圭一(2013)『伝え方が9割』ダイヤモンド社